Hirosaji Tech Blog 🍙

Web開発の記事が多め。絵師支援の記事も少し。

1枚の画像からMapboxの地図テンプレートを作る

TL;DR

あなたの画像が地図になります。3分で出来ます。

f:id:hirosaji:20200422194209p:plain:w400
Amazonのロゴ画像で地図テンプレートを作った例

はじめに

Mapbox は、直感的にデザインした独自の地図を、Webやアプリで使うことができる地図サービスです。

Mapbox の地図デザインは、通常 Mapbox Studio という地図デザインエディタにて、いくつかのテンプレートから始まります。
また既存テンプレート以外にも、手持ちの画像から抽出した配色で、オリジナルテンプレートを作ることもできます。

この記事では、手持ちの画像から Mapbox のオリジナル地図テンプレートを作る方法を紹介します。

手順

1. Web で Cartogram を開く

Mapbox のアカウントにログインしているブラウザで、Cartogram というWebページを開きます。

f:id:hirosaji:20200422215436p:plain:w400
Cartogram - Mapbox

2. 開いた Cartogram のページに画像をアップロード

開いた Cartogram のページに、配色で使いたい画像をアップロードします。(ドラッグ&ドロップも可)

f:id:hirosaji:20200422220105p:plain:w400
Cartgram に画像をドラッグ&ドロップしよう

3. アップロードした画像から配色を決める

f:id:hirosaji:20200422221355p:plain:w400
配色を選ぼう

画像アップロード後、左下のUIから地図コンポーネントの配色を選びます。
配色するコンポーネントは以下の通りです。

  • Land(陸地)
  • Water(海や川、湖など)
  • Road(道)
  • Greenspace(緑に覆われた地域)
  • Label(文字ラベル)

4. 配色が決まったら Mapbox Studio に保存

配色ができたら、ページ上部の「Save style!」ボタンを押して、作った地図テンプレートを Mapbox Studio に保存します。
ボタンを押すと、地図テンプレートは Mapbox Studio の Style として保存され、すぐにその Style のエディタが開かれます。

f:id:hirosaji:20200422222922p:plain:w400
選んだ配色をもとに Mapbox Studio のエディタで更に細かいデザインをしよう

エディタの左サイドバーを見てみると、選んだ配色がカラーパレットとして保存されていることに気が付くでしょう。
更に細かいデザインが必要な場合は、このカラーパレットを活用して、デザインを続けてください。

Mapbox Studio でのデザインに役立つリンク集

デザイン例

おわりに

この記事では、手持ちの画像から Mapbox のオリジナル地図テンプレートを作る方法を紹介しました。

地図デザイン時、作りたいイメージに似た画像を用意することができれば、工数を減らすことができるでしょう。
そして何より、デザインの着想の幅が広がります。
地図デザインの際は、是非みなさんも活用してみてください。

なおこの記事は、次の公式動画を参考に作成しました。

youtu.be